今日は2016年の今年最後のGureTorio
での釣行だ。
おいらは出遅れて到着は4時。
お二人の車があり仮眠中と思い、起こさぬようしばらく車の中で待機する事にした。
五時を回り釣り人がポツポツ磯へ向かい始めるが、お二人は一向に起きて来ないと思い、車中を覗いてみたらなんと車には居らず早い時間帯から磯へ出ているようだ。
急いで支度を始めたが出遅れた上のおドジも重なりもう5時を回っている。
磯に到着するとお二人はもう釣り座にいた。
おいらは荷物が多いのと腰の具合が良くないので背負子とバッカンのみを持って行き、往復しての磯歩きになる。
荷物を分散したので腰痛はなく、とりあえずお二人のお話しを聞きながら今日の釣り座を思考する。
ワンド角には井氏、その内側ワンド向きに石氏、おいらは更に内側に入ったUの字になったワンド最奥に釣り座を構えた。
ここは以前3mの波と大荒れの日にたて続けに40オーバーを3枚釣り上げた思い出深いワンドだ。(釣り座は画像左上短いピトンが打ち込んである細くなった先端)
しかしここは荒れていない時は殆ど望めないのも事実なのだ。
更にヨタ波があるとワンド割れ目から磯を洗うので荷物はチャランボに掛けておかないと流されることがあるのでしっかりと固定した。
しかし今日は小さいながらも左右前三箇所サラシがありヨレ壁も時々発生している。
釣り座は足場が細く気を付けないと危ないというのが欠点でもある。
さて今日の仕掛けだがスタートは道糸PE0.6号
ハリス1.5号ふたヒロ ウキ00 ナビゴムを装着して針は激刺さり4号ハリス30センチ上に口オモリガン玉6号ウキ止めは無しだ。
まず足元にコマセを定期的に数分間入れてみるが餌取りも他の魚も見えない。
次に10m程サラシが出ているのでその先端にピンポイントでコマセを入れ続ける。
そのポイントに仕掛けを入れ、潮壁に吸い込まれるようにメンディングを丁寧におこなう。
00ウキをチョイスしたのも水面直下で進みこの壁でよりスムーズに沈み込むようにとの思考なのだ。
口オモリは下潮の巻き込みをより少なくと餌踊り防止と、潮壁で張りをおこなった際に角度が付きやすいというのが理由である。
数投反応がないが足元を見るとやはり大量の餌取りが現れ始めた。
キビナゴ、ウミタナゴ、コッパ、バリが湧きだすように見えている。
ここから餌取りとの戦いになり、いつもの2倍近いオキアミ、コマセを持ってきたので撒き分けを徹底しておこなう。
その数投後に27、8cm程のグレが乗った。
こいつは居食いかと思うほどのアタリで張り戻ししながら乗せたほどだ。
サラシ脇まで誘導してタモで掬うと皮一枚の針がかりだ。
今日はおそらく喰いが浅いと思いウキを00Sサイズに変更して針はヒネクレグレ4号に仕掛けを作り直す。
その後型の良いバリが乗るが一向にグレは現れない。しかし餌取り天国の高水温期に比べれば水温16度で型の良いグレとの出会いのチャンスは十分に期待ができるのだ。
その後、きついアタリがあるがロッドの溜めがキツくすっぽ抜けてしまった。
今日はファイヤーブラッドのロッドなので喰いが浅いとどうしても胴での力勝負になっているようだ。
ロッドを変えるか針を上げるかと考えたが面倒でもあるので針だけ変えて、このまま続けることにしたのだが、ここからすっぽ抜けが頻繁に続くのである。
もう意地でこのロッドでとムキになっているのだ。
その後は足裏程のグレを数枚取るが型は上がらないままなので釣り座を変え、お二人の隣に入れてもらうことにした。
仕掛けを0と0の二段ウキに変えて下ウキを沈め仕掛けかま馴染むと上ウキも沈む設定に調整して挑んだ。
それが正解で緩いアタリながら送り、張りを小刻みにおこないながら乗せた。
そして30cm程が乗る。
喰いを確認するとしっかりカンヌキに刺さっていた。
二段沈めではあるがおおよその棚はひとひろ半ぐらいと思い、ウキを小さな00に変えてより喰い易くと思考しての変更だ。
しかしこの後はまた足裏程度になってしまいダラリモードに耽ってしまう。
そしてこの釣行のメインでもあるタイムごが近づいて来た。
時間は1時を回りお待ちかねのイセッチ食堂開店バーベキュータイムである。
毎回だがこの時間は至福の極みなのだ。
今回は石氏の差し入れで四国豆銘菓『ノムラ』のヒマワリタネのフライ菓子だ。
これが実に美味。
このブランド石氏の御身内が経営されているというから尚更美味さがアップする。
そして、石氏の相変わらずの噺家口調話とこのツマミにビールに焼き鳥、ウインナーがこれまた最高で、磯での絶品に絶トークでもうほぼ宴会気分だ。
イセッチ食堂では一時間ほど楽しんだ。
お腹に詰まった大量の栄養素が身体の隅々まで漲るように送られているのを感じるほど、身体中が満足なのだ。
これでやる気エネルギーは満タンになり再度最初のワンドの釣り座に構え直し再開した。
時間は2時半過ぎだが午後はウネリが時折ありサラシが良い状態に広がっている。
ワンド内側の特徴は入ってくる潮の逃げ場が前に戻るしかないのでサラシ先端の潮壁が顕著に現れやすく好きな海況であり俄然やる気が湧いてくるのだ。
やや風が強くなりPEラインだとメンディングが厄介なので仕掛けを全て作り直すことにした。
道糸1・75号ナイロン海面直下漂うサスペンド
0ウキM ハリス1・7号針ヒネクレグレ5号にガン玉6.8を二段打ちに作り変えた。
夕まずめ時間帯となりワンチャンスに掛け、そのサラシが大きく広がる先端の壁を攻め続ける。
サラシが小さいと手前のしもりに掛かってしまい根掛かりが起きやすいのでサラシが広がるのを待っての釣りになる。
サラシ横からではこのしもりに捕まってしまうのだが、サラシが小さい時はここしか出来ないからこれも厄介なのだ。
そしてその大サラシの時に潮壁でウキが吸い込まれて直ぐに微妙なあたり、張り戻しを掛けてから少し待ってのあわせだ。
そしてタモに収まったのは35cmほどのグレだ。
地合いは15分ほどで過ぎ去り結局はこの一枚で終了とした。
井氏も35cm
石氏も33cmと地合いをものにしていた。
今日のキープは30、35の二尾である。
晩酌では、久しぶりの1尾で十分な量の刺し身が食卓に華を添え、お二人の面白いネタ話しで笑いを飾ってくれた。今夜の吟醸酒は何時もより五臓六腑を揺るがせていた。
井さんいつも場所取りやバーベキューにビールありがとうございました。
石さんおつまみウインナー『落語?』٩(^‿^)۶ありがとうございました。